開発チームインタビューペライチのコアを支えるチームと技術

最近のペライチでは「ファイルダウンロード機能」「パスワード保護機能」など、より多様なページを作ることのできるような機能が増えてきました。続々と多彩な機能を生み出す最近の開発チームが、今回のブログのメインテーマです。

 

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お集まりいただいたのは、CTOの香月さんと、デザイナー・エンジニアチームのそれぞれのマネージャーを務める小川さんと佐藤さんです。開発チームの皆さんへ最近の様子や、今後の戦略についてインタビューを行うことにしました。

 

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(写真左から香月さん、小川さん、佐藤さん)

 

編集部

お集まりいただきありがとうございます。最近は目立った機能リリースやアップデートが多いので、開発チームの皆さんは大忙しですよね。普段の開発チームの皆さんの様子をお聞きしたいのですが、最近チームではどんな取り組みをしているのですか?

 

香月

最近ですか。開発チーム全体で言えば、スキルアップのためのJavaScriptの勉強会をしています。具体的には開発チームみんなで集まって一冊のJavaScriptの本を読む活動をやっていまして、ちょうど最近、開始から半年かかって本を一冊読み切ったところですね。

 

編集部

JavaScriptというとコーディングに使用されるプログラミング言語なのでエンジニアチーム側の領分のように思われますが、デザイナーの方も一緒に勉強されたのですね。

 

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香月

デザイナーにもフロントエンドを学んでもらうことにしたのは、そもそもペライチは編集画面でJavaScriptを多用しているということにあって、ペライチの構造や成り立ちを理解するためには知っておけばその分仕事がしやすくなるはずだからなんですよね。

デザイナーの皆さんにとっては、作ったデザインをどんな形式にすれば実装しやすいか、とか、どう反映されるのかを把握できる機会になったはずです。

 

小川

確かに、コーディングもできるデザイナーは強いですね。

 

香月

あとは、単純にペライチのよりよい設計の在り方を開発チームのみんなが考えられるように、共通認識を作るという目的もあります。ユーザーからみて不具合が生じているペライチの機能について、「なんでそうなってしまうのか」をペライチ内部の人としてペライチの開発に関わるみんなが知っておけば、原因と自分ができる対処を認識できるので。

 

編集部

なるほど、それを現在のタイミングで行なった訳には何か特別な理由があるのですか。

 

香月

それに関しては少々採用戦略的な話になってくるのですが、ペライチの開発チームは基準のひとつとして、凄くデキるエンジニアを引っ張ってくるというよりも、やる気はあるけどスキルはまだ、という伸び代のある若手を採用するという考え方を持って採用活動を行なっているんですよね。

 

裏を返せば、どこかでスキルを底上げすることが必要になるシーンが出てくる訳です。僕らとしては、ペライチへ来てくれた若手のメンバーにペライチの中でどこでも通用するベテランのエンジニアとして育って欲しい。

 

そこで、若手のエンジニアをどういう方針で育成するのか、という話が出てきます。若手のための勉強会をしようということはその時点ですんなり決まりましたが、内容のいかんはペライチのコアの開発力を支えるチーム力作りに直結するので、勉強会のテーマを設定にはかなり悩みました。

 

勉強する内容は全員がモチベーションを高く持って勉強できるテーマに設定する必要があると思いましたし、なるべくやる意味を持たせられるテーマを設定しようと議論した結果、手始めはJavaScriptに、ということでテーマが絞られてきましたね。

 

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編集部
若手からベテランまで、業務形態も様々なメンバーが集まる開発チームでJavaScriptが共通して持っているスキルになった訳ですね。ちょうど読了されたということですが、この勉強会を通して現場にはどんな変化があったのでしょうか。

 

小川

デザイナーチームとしては、結構仕事のフローが変わりましたね。
今までデザイナーのメンバーはJavaScriptをあまり知らない人が多かったので、組んだデザインの実装はエンジニアにお願いするという工程だったところ、JavaScriptの勉強会によって実装に必要な知識を得られたので、実装作業までデザイナー側でやっていこうという流れに変わってきました。

デザイナー側のデザインの見せ方に関するこだわりなどはデザイナー自身で実装したほうが反映しやすいですし、普段の業務に関してもクオリティ・スピード共に上がった印象です。

 

佐藤

開発側でも僕の方でマーケチームから上がってきた施策を企画化して、勉強会と絡めた内容の案件として若手へ渡すようにしているのですが、JavaScriptをやれるのは楽しいという声も反応として出ています。本人たちでも実践してみての納得感はあるんじゃないかと思っています。

 

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編集部

JavaScriptの浸透によって個人の守備範囲が広がり、チーム全体でやれることが増えたり納期内での仕事のクオリティやスピードが向上したということですね。話はかなり若手の育成の方へ傾いてきましたが、今後はどんな育成戦略を持っていらっしゃるのでしょうか。

佐藤

目下の戦略としては、ちょうどJavaScriptの習得も終わったところですし、次の勉強会のテーマとしてペライチの機能を一覧を洗い出して、その中から何をみんなで学んでいくか、アンケートや意見を通じて決めている最中です。

 

あと育成戦略として、どこでもそうだとは思うのですが、若手の育成のためにメンターをつけてOJTをやっています。ただ、なんでもかんでも質問されてしまってメンター側の負担が増える形は避けたいということで、「質問チケット制度」というものを導入しました。

 

編集部

「質問チケット制度」なんだか肩たたき券みたいですね。あらかじめ一日にメンターに質問できる回数が決まっていて、それ以上聞いてはいけない…みたいなものですか?

 

佐藤

そうですね。やはり趣旨としては、若手の育成のために取っている制度なので、沢山質問させないというよりも、一日で質問できる回数の上限を設けるというイメージです。

質問できる回数に上限を設けると、質問の回数が限られるので、その中でなにを聞こうか、考えて聞かなくてはいけないという発想が育成者側に生まれるはずですよね。

僕としては、若手が育つための条件として考えること、調べること、聞くことの判断と精査ができることは必須だと考えています。

 

編集部
”最近の開発チーム”としてお話を伺ってみたところ、話題はかなり若手の育成の方に話がかなり広がりましたね。最後に、今後マネージャー陣の皆さんが自分のチームに関して考えていることをお一人ずつ教えてください。

 

佐藤

やはり、エンジニア一人ひとりが自分の守備範囲をオーバーラップして裁量を大きく持つことができるようになることをチャレンジしているところです。自分の仕事はここまで、この部分だけは完璧、というよりもオールマイティに案件を受け入れることのできるような万能型として若手を育てていくことが目下の目標ですね。

 

小川

デザイナーも、個人のキャリアプランを考慮しながらデザインだけでなく、自分の元々の範囲以外のところに対してどこまで知識をつけられるのかを考えながらやっています。コーディングに近しい作業もやれると、どうすればデータの受け渡しがスムーズになるのかを考えることができるようになるので…。

ペライチでデザイナーとして働くためには開発側によく寄り添ったデザイナーとしての動けることが望ましくなってくるので、今後、よりチームが仕事をしやすくするために”styleguide”(=デザインする前の要素やグラフィック、デザイナーやエンジニアが従うべきルールなどを集めたもの)をきちんと設定しようと考えています。

 

香月

サーバーの部分で言えば、ペライチのフレームワークを”cake php”から”Ruby on rails”( 以下 Rails )に入れ替えることも検討しています。まだ移行がきちんとうまく行くか検証している段階ですが、先を見越すとなれば、移行中にRailsの新しいバージョンが主流になることも考えられるので、今後出てくるバージョンを先取りして、勉強会や開発業務の中で抑えてJavaScript同様みんなが触れる状態にすることも考えているところです。Railsに興味を持っているメンバーも多いので、今後が楽しみですね。

 

編集部

お時間いただき、ありがとうございました。



■編集後記

いかがでしたか?開発チームの近況について聞いてみたところ、お話の内容のほとんどは若手の育成や採用の話題がテーマとなりました。CTOの香月は「働くエンジニア、デザイナーが誇りを持てる開発チームを作ること」をCTO就任時の目標として設定しており、実現のためには、心理的安全性を担保すること、クリエイターとして成長でき、長期的なキャリアが描けること、ユーザーにとって価値あるプロダクトを作っている実感を持てることが重要と述べています。話の随所に、そうした要素が垣間見えますよね。

今後も、ペライチの開発チームの成長に伴うペライチの様々なアップデートをお楽しみに。

 

 

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